毎年5月の第2日曜日は母の日で、2024年は5月12日(日)となります。
母の日の定番ギフトといえばカーネーションですが、なぜカーネーションを贈るようになったのでしょう。
それは、100年以上前のアメリカでのとある出来事に由来があります。
また、カーネーションには定番の赤色以外にもさまざまな色があります。
実は、カーネーションには色ごとにそれぞれ違った花言葉があり、プレゼントにふさわしい色や避けた方がいい色があります。
この記事では、母の日にカーネーションを贈ることになったルーツと、カーネーションのそれぞれの色に込められた花言葉を紹介します。
母の日の由来とカーネーション
1907年、アメリカでアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親を偲んで教会で追悼会を行いました。
そのときに、亡くなった母親が好きだった「白いカーネーション」を参列者に配ったといいます。
アンナの母親への想いに多くの人が感動し、1914年には追悼式を行った5月の第2日曜日を「母の日」と定めてアメリカの記念日になりました。
その後、明治時代に日本に伝わり、当初は白いカーネーションを贈っていましたが「亡くなった母への追悼」という意味合いを避けるため、赤いカーネーションを贈るよう変化したと言われています。
母の日に贈りたいカーネーションの色
赤いカーネーションの花言葉
花言葉:母の愛、母への愛、純粋な愛
母の日にもっともぴったりな花言葉です。。
赤いカーネーションには、最も直接的な母親への想いが込められています
ピンクのカーネーションの花言葉
花言葉:感謝、温かい心、美しい仕草
かわいらしいピンク色も母の日にぴったりな花言葉です。
日ごろの感謝を伝えたいときにおすすめの色です。
オレンジのカーネーションの花言葉
花言葉:純粋な愛、情熱、清らかな慕情
ポジティブで情熱的な花言葉です。
母親に贈るのはもちろん、恋人や妻に贈る場合にもよい色です。
青のカーネーションの花言葉
花言葉:永遠の幸福
青いカーネーションはムーンダストとも呼ばれ、世界でも珍しいカーネーションです。
母の日のプレゼントとしても最高の花言葉です。
贈るのは避けたほうがいい色はある?
白いカーネーションの花言葉
花言葉:亡き母を偲ぶ、尊敬、純潔の愛
亡き母に贈った花という言い伝えがあるとおり、
健在中の母に贈るのは不適切とされています。
その他の色は?
黄色のカーネーションは「友情、美」というポジティブな意味がある一方で「嫉妬、侮蔑、愛の揺らぎ」というネガティブな意味もあります。
もし贈る際には、メッセージカードでポジティブな花言葉を一緒に伝えるなどの心くばりをするのがおすすめです。
花言葉を知って、気持ちをより伝えよう
母の日に贈るカーネーションにも、色の種類によってさまざまな意味があります。
母親に日ごろの感謝を伝える大切な日である「母の日」。
この記事が、「母の日」にプレゼントするカーネーション選びの参考になれば幸いです。