春のイベントとして日本でも注目されはじめているイースター。
実はイースターは欧米ではクリスマスと同じくらい大きな盛り上がりを見せるイベントです。
イースターエッグは何となく知っているけど、イースターって何のイベントで、どうお祝いするのかわからない。そんな方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
この記事では、イースターの歴史と、飾りつけと遊びと食事の楽しみ方についてご紹介します。
イースターってどんなイベント?
イースターは聖人の復活と春の訪れを祝う日
イースターはキリストが死から3日後に復活した奇跡を祝う「復活祭」の日です。
欧米ではクリスマスと同じくらい大切なイベントで、欧米の中には国民の祝日になっている国もあります。
また、イースターの名前は、ゲルマン神話に登場する春の女神「エオストレ(Eostre)」に由来すると言われています。
近年では、宗教的な意味合いに加えて、春の訪れを祝うイベントとして欧米の多くの人に親しまれています。
イースターの日づけは毎年変わる
ハロウィン(10月31日)やクリスマス(12月25日)とは違って、イースターの日づけは決まっておらず毎年変わります。
それは、イースターの開催日が「春分の日の後の、最初の満月に続く日曜日」と決まっているためです。
2024年のイースターは3月31日になります。
イースターのシンボルは「卵」と「うさぎ」
ハロウィンではカボチャ、クリスマスではサンタがシンボルですが、イースターでは卵とうさぎがシンボルになります。
卵のことを「イースターエッグ」、うさぎのことを「イースターバニー」といいます。
卵は生命のはじまりや再生を、うさぎは豊穣や繁栄を意味しています。
また、春の女神「エオストレ」が使いとして野うさぎを従えていたこと、野うさぎが春の訪れに感謝してエオストレに美しく装飾した卵を贈ったという伝説があります。
この伝説も「イースターエッグ」と「イースターバニー」の由来のひとつと言われています。
イースターの飾りつけ
イースターエッグのエッグペイント
イースターといえば、色とりどりに装飾した「イースターエッグ」を思い浮かべる方が多いと思います。
イースターエッグの作り方は、生卵を使う方法、ゆで卵を使う方法、たまご形状のプラスチックカプセルを使うなど様々あります。
色は春らしくパステルカラーでペイントするのがおすすめです。
天然素材のバスケットにイースターエッグを飾りつける、ウサギのモチーフと組み合わせると、さらに可愛く飾りつけができます。
イースターの遊び
エッグハント
エッグハントは、イースターエッグを部屋や庭に隠して宝探しのように探すゲームです。
子どもたちと遊ぶ際には、たまご形状のプラスチックカプセルにお菓子を入れて隠したり、イースターエッグを見つけた個数に応じてプレゼントをあげたりすると盛り上がります。
エッグロール
エッグロールは柄が長いスプーンを使って、卵を転がして進めるゲームです。
卵がまっすぐ転がらないため、予想しない動きで盛り上がることができます。
ルールは特には決まっておらず、個人競技でもリレー形式でも、まっすぐコースでもジグザグコースでもOKです。
生卵だと卵が割れてしまい危険なので、ゆで卵やたまご形状のプラスチックカプセルを使うのがおすすめです。
エッグレース
エッグレースは卵をスプーンに乗せて、卵を落とさないように早く運ぶゲームです。
エッグロールと同様にこちらもルールを自由に設定してよく、スプーンの代わりにお玉を使ったり、スプーンを口にくわえて卵を運んだりしてもOKです。
参加者の年齢やレースの場所によってアレンジして楽しんでもらえればと思います。
イースターの食事
卵料理
イースターの料理の定番といえば、もちろん卵料理。
代表的な卵料理は「デビルドエッグ」です。
何やら恐ろしい名前に聞こえますが、デビルド(Deviled)は「悪魔」の意味ではなく「辛い味付け」という意味です。
作り方は簡単で、ゆで卵を半分にカットし、黄身を取り出してマヨネーズやマスタードなどの調味料と混ぜ合わせて詰め直したものになります。
見栄えも可愛らしく皆で美味しく食べられる、アメリカの伝統料理です。
イースターで春の訪れをお祝いしよう
イースターは家族や友達と一緒に、春の訪れをお祝いする楽しいイベントです。
イースターエッグを作り、卵を使ったさまざまなゲームを楽しみ、卵料理を食べる、というだけでもイースターのお祭りを楽しむことができます。
この記事が、イースターをさらに楽しむヒントになれば幸いです。